2010-02-23 14:00
海外
【結婚できない残念な人達】新婦に「ひげ」が!? 結婚の取り消しを求めて裁判に!

イスラム圏では女性が肌を見せるのはタブー
アラビア半島のイスラム文化圏の女性は、今も、伝統を守って民族衣装のアバヤに身を包み、頭髪を隠すヒジャブや目以外の顔を覆うニカーブと呼ばれるベールなどを着用しているのが一般的です。
信心深いイスラムの人々
こうした服装は砂漠の気候では肌を守るのに適していますが、しかし、それ以上にイスラムの教義が深く影響していることは明らかです。つまり、女性たちは「家庭の外では、近親者以外の男性に見つめられるべきではない」というイスラムの教えを忠実に守っています。
結婚して初めて妻の顔を見る
この教えは結婚を前提にしている男性に対しても適応されるので、新郎が結婚して初めて妻の顔を見るのはなんにも珍しいことではありません。
妻の顔にひげが!
しかし、結婚式当日に妻の顔を見たとき、その妻の顔に「ひげ」が生えていたのが余程ショックだったのでしょう、結婚を取り消すように裁判所に訴えた男性が実際にいます。
結婚するまで妻の顔は写真のみ
アラブ首長国連邦(UAE)紙ガルフニュースによると、同国の「大使」だという男性が裁判所に訴え出たその人です。結婚式までに婚約者の女性とは数回会う機会があったということですが、女性は常にニカーブで顔を覆い、慎ましくしていたので、その「男性」は結婚するまで妻の顔をはっきりと見たことはなく、彼女の母親からは写真を見せてもらっていただけで、その「男性」は女性の顔立ちに満足していたとのことです。
ひげ面の妻の顔!
ところが結婚式の当日、いよいよ自分の妻となった女性の顔を見られる段になった「大使」は、彼女にキスをしようとニカーブを取った瞬間、大変なショックを受けました。それというのも、女性の顔は写真の姿とは異なり、ひげ面だったそうです。
結婚の取り消しの裁判へ
妻のひげ面に怒った男性は妻と彼女の家族を相手に、結婚の取り消しと、結婚式の費用などに支出した50万ディルハム(日本円にして約1,200万円)の返還を要求する裁判を起こしましたが、その結果、裁判所は結婚の無効は認めたものの、損害賠償については却下したとのことです。
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