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親同士のお見合いを通して子供の結婚相手を見つけようとする試みとして、群馬県が「独身の子供を持つ親同士のお見合い交流会」の開催を決め、１５日から募集を始めたところ、応募が殺到し、当初の定員を上回る予想外の人気となったため、。県では急遽（きゅうきょ）、定員を６０人から８０人に拡大して対応することを決めましたが、県少子化対策・青少年課では「想定を上回る反響。改めて親の関心の高さを感じた」といって驚きを隠せない盛況ぶりです。

同課では平成１９年に独身男女の交流を促進する野を目的とした「ぐんま赤い糸プロジェクト（あいぷろ）」を開始しました。これまでに開催したお見合いパーティーなどで、約１６０組のカップルが誕生したましたが、現実は厳しく、今のところ結婚に至ったのは３組しかいないということです。
それではと、同課では、現在、全国的に広がりを見せる「親同士のお見合い」に注目し、家族を巻き込んでの結婚支援の開催を決定したところ、正式な募集前から問い合わせが多数寄せられたとのことです。同課職員の話しによると「これまで行ってきたイベントにもこれだけの応募はない。現場も戸惑っている」と苦笑いをしながら語っています。

同課によりますと、申し込みをするのはとっくに結婚適齢期を迎えた３０代後半から４０代の独身の子供を持つ親が中心だということです。同課では、今回の“親の婚カツ”の盛況ぶりについて、現在の高度情報化社会では真の人間関係が持ちにくく、その結果人間関係は当然希薄になり、親がお見合い相手を見つけにくくなった社会事情が根本にあると分析した上で、親としては自然な感情なのでしょうが、「結婚し早く独立してほしいとの親の願いの表れでは」と話しています。

また、交流会は来年２月６日に高崎市八島町のホテルメトロポリタン高崎で開催予定です。募集定員は８０人（申し込み多数の場合は抽選）で、参加費は２千円。申し込み受け付けは来年１月１３日までとなっています。
問い合わせは同課こども未来係（電）０２７・２２６・２３９２までお願いします。