2010-03-25 11:00
海外
中国の「剰女」は結婚にあぶれた女のこと?

日本で流行った「負け犬」と同じ?
近年中国の都市部では「剰女」と呼ばれる女性が増えているらしい。「あまり者の女」つまり25歳の結婚適齢期を過ぎ30歳を越えても未婚の女性達のことで、別に「3S女」(Single;独身、Stuck;つっかえている、Seventies;1970年代生まれ)などとも呼ばれ、独身、高学歴、高収入だが、理想の相手が見つからない女性の状況を示している。北京だけでも50万人超の剰女
キャリアを重ね、自由を謳歌しながらも、伝統的な結婚観と個人主義に基づく自由な結婚観の間で揺れている彼女達は、やはり未婚でいることで親に対し罪悪感を感じずにはいられないようだ。中国で最も大事な祝日、春節(旧正月)で帰省するたびに「孫の顔が見たい」などと結婚をせっつかれ、つらい気持ちになる女性も多い。それでも自分の人生を犠牲にはしたくない、という気持ちは強いのだ。
剰女たちの婚活状況
それでは、剰女たちは結婚願望がないかというと、そうではない。ある32歳の女性の言葉。「結婚とは私にとって、(家族や伝統に捕らわれず)誰かと一緒にいること。それだけ。でもそんな関係になれる人を見つけるのが難しい」
先日、北京市内で行われた大手婚活サイト主催の大卒を参加条件としたお見合いパーティーでは、約350人の「剰男剰女」が集結したが、なんと女性が7割近くを占めていたということだ。
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