2010-03-09 06:00
海外
中国の婚活事情:「naked marriage (裸婚)」が今ホット!

結婚指輪もマンションも車もない結婚。
CHINA DAILYによると、中国の大都市に住む若者たちの間では、「裸婚ーnaked marriageー」といわれる結婚の形態が最近人気であるという。裸婚「naked marriage」というのは、ヌードで結婚式を挙げることではない。車も家もダイヤの指輪も無く、ちゃんとした式もせず、ただ写真を撮って結婚証明書を手に入れるだけの結婚のことだが、多くの人は実際にどう思っているのか。
人気TVドラマが発端
中国で人気のTVドラマ「Dwelling Narrowness」では「家をもたない主人公」という部分が1980年以降に生まれた若者たちの心に響いた。経済成長に伴い、不動産価格が高騰しローンも借りられない中で、やる気が萎えていった世代だ。受け入れに男女差
「naked marriage」は西欧では珍しくない概念だろうが中国では事情が違う。家があることは保証を示す。未婚の女性にとって男性がマンションを持っているというのは成功の証しなのだ。「naked marriage」についての調査では43%が肯定し47%が反対という結果が出たが、男女別にみると男性の80%が「受入れ派」で女性の70%が「受け入れられない」とのことだった。
以下、コメント例。
「男性にばかりプレッシャーがのしかかってくる社会で、経済成長と物価高騰ににサラリーが追い付いていない現状。普通の男性には結婚前にマンションなど持つ余裕はない。愛は共に作り上げるものだから、naked marriageは、よい試練になると思う」
「住むところも大事だが、結婚する男性の性格の方がお金をもっているかどうかよりも大事だと思う。ただnaked marriageは極端すぎるしこれを望む男性も無責任だ。最初は別々に住んだらいいと思う」
いずれにしても、経済発展につれ、結婚についての伝統的な考え方から様々な形態の結婚が許容されるようになるのは、どの社会でも通る道のようだ。

外部リンク
CHINA DAILY
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