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2010-02-20 21:00

海外

家系図からラブストーリーを引き出そう

バレンタインデー
新郎90歳と新婦91歳の結婚
2月14日、バレンタインデーに挙式を挙げた新婚カップルは90歳と91歳でした。新郎のロジャーさんはアラスカの元漁師。1年半前に63年連れ添った奥さんを亡くしています。

一方、新婦はヘレンさんという名前で、目に障害があり、自宅となっているボートの乗り降りにはエスコートをしてくれる人が必要でした。

このカップルは、数ヶ月前にヘレンさん行きつけのバーのスタッフの紹介で知り合いました。スタッフは、ボートのエスコートが必要なヘレンさんと、ボートの扱いに慣れている元漁師のロジャーさんの2人の相性がとても良さそうだと考えて紹介することに決めたようです。

結婚後、特に計画を立てていないというふたりですが、新郎のロジャーさんは、スクーナー船を購入し、新婦と共にアラスカへ航海したいと話しているそうです。

「彼の頭は違うボートを手に入れることでいっぱいなのよ。だけど、それはこれからの楽しみね。どちらにしても私は幸せな女の子よ。」
と、ヘレンさんは語っています。



シェイクスピアのようなストーリーは無いけれど…
最初は他人の男女が家族となり、新しい家庭を築くことで家系図は紡がれていきます。家系図の中には、たくさんの愛の物語が隠されています。

シェイクスピアの物語や、90歳と91歳の出会いのようなものでなくても、心を打つラブストーリーが、代々家族の間で生まれているのです。

家系図の調査に疲れたら、手を休めてこんな家族の物語に思いを馳せてみましょう。最初は、両親や祖父母のように、生きている家族から始めます。

婚姻届などの記録からでも、自分の誕生に繋がる夫婦の愛を知ることができます。出生届も合わせれば、彼らが結婚後どれくらいで子供を授かったか、あるいはそれが婚前だったのかもわかります。

ロジャーさんとヘレンさんが、これから子供を授かることはさすがにないでしょう。しかし、90代になってからも愛を誓う人間と出会っているという事実は、家族にとっては興味深いものです。

自分の誕生の背景でいくつも繰り広げられたラブストーリーの中には、このふたりに負けないものも存在するかもしれません。


外部リンク

Bride, 91, groom, 90, wed on Valentine's
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