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2010-02-15 18:00

その他

恒例「第23回 サラリーマン川柳」100選

婚活
「婚活」「草食系」「仕分け人」など多数の応募
第一生命保険は10日、今年で23回目を迎えた『サラリーマン川柳コンクール』の優秀作100選を発表しました。

今年の応募総数は、2万9215句に達して相変わらずサラリーマン川柳が人気のあることを物語っています。応募された川柳はどれもサラリーマンの悲哀を詠ったユーモアたっぷりの句が勢ぞろい。

傾向としては、やはり昨年の流行語大賞にもノミネートされた「婚活」「草食系」をはじめ、「仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い」(北の揺人)といった「事業仕分け」などの時代を映すキーワードに扱った句が多数応募されました。



「就難」と「婚活」をうたった句も
長引く不況で、「リストラ」や「就活」の大変さに悲壮感漂う句もあります。「リストラは どこにいるのと 孫が聞く」(甘辛爺い)というほのぼのとした川柳から、「温暖化 なのに就活 氷河期へ」(金魚姫)、「不景気で 就活あきらめ 婚活へ」(新卒女性)と、就職難を憂ひ、今話題の「婚活」を巧みに盛り込んだ句も。

「家族」ものはもはやサラリーマン川柳の定番
そして、大半を占める題材はやはり家族のものでした。「肉隠す 妻は巧みな 装飾系」(制権後退)、「おかえりと 笑顔で言われて 身構える」(窮鼠)と、普段は口にできない妻への本音を詠んだ句は、もはや同コンクールの定番とも言えるものになっています。

なかには「あなただけ 言った妻が あなたどけ!!」(かじ(家事)まめ夫)、さらに「わが妻の 額に欲しい “愛”の文字」(無茶キング)と、サラリーマンという鎧を脱いだ「夫」としての悲哀に満ちた存在が垣間見えます。

抽選はWebサイトで
今回選出された100選から「ベスト10」を選ぶ一般投票の受付けは、3月12日(金)まで同社のWEBサイトで行われます。

5月中旬には『第 23回 サラリーマン川柳コンクール』ベスト10、さらに100句のランキング、そして新たなテーマ別の秀作200選が発表される予定です。

ちなみに昨年の優秀作は「しゅうち心 なくした妻は ポーニョポニョ」
昨年の同コンクールで第1位を 獲得したのは「しゅうち心 なくした妻は ポーニョポニョ」。そのほかにも「久しぶり ハローワークで 同窓会」、「“ストレスか?” 聞かれる上司が その 原因」など、毎年時代の世相を映した秀作を送り出している同コンクール。今年はどの句が1位の座を獲得するのか、と注目を集めています。
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