• TOP
  • >
  • その他
  • >
  • 婚活は少子化対策になり得るのか?
2016-03-07 15:00

その他

婚活は少子化対策になり得るのか?

少子化
なぜ少子化が進んでいるのか
現代日本では晩婚化および非婚化が進んでいます。それに伴い、少子化も進行中。なぜこのような事態に陥っているのでしょうか。

今回は婚活が少子化へ及ぼす影響について考えてみましょう。

恋愛と結婚はセットではなくなってしまった
一昔前までは恋愛と結婚はセットになっていました。20代半ばに結婚する人が多く、成人のほとんどが結婚していました。しかし、現在では恋愛と結婚を別々に考えたい人が増えているようです。結婚には様々な条件があり、その条件に当てはまらなければたとえ恋愛中の相手でも結婚相手にはなり得ないのです。

また、正社員としての雇用が減り、契約社員として働く男性などは収入面の不安から結婚に尻込みすることも。それに対して女性は社会進出によって男性に養って貰わなくても生活できるようになり、結婚の必要性を感じなくなっている人も多く存在します。

今では平均初婚年齢が年々上昇し続けており、結婚年齢がばらついています。このままいくと結婚適齢期という言葉は死語になるかもしれません。

少子化危機突破基金設立
政府は進行し続ける少子化に危機感を抱いています。2013年には少子化危機突破タスクフォースが発足しました。そこでは様々な議論が取り交わされ、少子化社会対策会議にて少子化危機突破のための緊急対策が決定されています。

この時に地方から「自治体が自由に使える基金を設立して欲しい」という意見があがり、少子化危機突破基金が設立されました。

この基金は結婚から出産まで幅広く活用できるものであり、男女の出会いの場である婚活イベントの運営費にも使われます。

関西大学の宮本勝浩教授試算によるとデート代や結婚費用などの経済効果は年間約1400億円という結果が出ています。もしかしたら政府はこの経済効果にも期待しているのかもしれませんね。

結婚と子どもの関係
結婚に対する価値観は様々になっていますが、子どもと結婚はやはり切っても切れない関係があります。

もちろん、結婚しても子どもを作らないという選択をする夫婦もありますが、未婚の人が「子どもが欲しい」と考えた場合、まずは結婚相手を探すことになるでしょう。

今の日本では結婚したいと思ったら結婚相手を探さなくてはなりません。上記のように恋愛と結婚がセットではなくなったからです。

そこで婚活が重要になるのです。結婚相手にある程度の条件を求めるなら結婚相談所がおすすめです。恋愛結婚を目指すのであれば理想の相手と自然に出会わなくてはならないため、結婚したいと思っていてもそんな相手に出会えるまで前に進むことはできません。

結婚相談所を利用すれば、相手に求める条件や価値観、趣味などから理想の相手を紹介してくれます。いつもの自分の行動範囲では出会うことのない人にも出会うことができるのです。幸せな結婚ができるか否かはどのような方法で出会ったかではなく、どのような人と出会えたかで決まるのです。

今の日本では結婚と子どもは切っても切れない関係にあるため、婚活は少子化対策になり得ると言えるでしょう。子どもを作らないという選択をしたとしても、人生を共に歩みたいと思えるパートナーがいるといないではこの先の人生は全く異なるものになるでしょう。

(画像はイメージです)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook