2016-03-09 15:00
その他
どうなる?今後の婚活市場

今がピークか、さらに拡大するのか
「婚活」という言葉は2007年に誕生しました。それから早9年、婚活市場は拡大し続けています。今後、婚活市場はどうなっていくのでしょうか。今がピークなのか、それともこれからさらに拡大していくのか。今回は婚活市場の動向を探ってみたいと思います。
最近の「~コン」は何でもあり
婚活ブームが到来して以来、「~コン」という言葉をよく耳にするようになりました。これまでは合同コンパ、略して合コンくらいしかありませんでしたが、最近の婚活は何でもありになってきているようです。飲食店や地域が一体となって主催する「街コン」はまだ王道。男女が一緒に農作業をしながら婚活する「農業合コン」、電車を利用した「鉄コン」、お寺で説法や座禅、写経を体験しながら親睦を深める「寺コン」なども行われている様子です。
本気の婚活をしているのは何歳くらいの人が多いのか
婚活市場では男性が圧倒的に有利であると言われています。なぜなら、結婚相談所に訪れる人は女性の方が多いからです。女性は出産することを考えた場合、年齢的なリミットがあるため積極的に婚活を行う傾向にあり、結婚相談所利用者の男女比は4対6の割合で女性の方が多いのです。
特に利用の多い女性年齢は36歳から45歳。その中でも36歳から39歳で結婚相談所に登録をする人が多い様子。これは多くの女性が40歳を人生の大きな節目として捉えているからでしょう。それに対して男性利用者は36歳から45歳が多い傾向に。その男性達の多くは自分よりも年下の女性との結婚を希望しています。
結婚が決まりやすい年収
結婚と年収は切っても切れない関係にあります。全国の結婚相談所をとりまとめる組織が行った調査によると最も結婚が決まりやすい男性の年収は400万円から599万円という結果が出ています。結婚相談所を利用する女性達の多くは年収600万円以上の相手を希望しています。しかし、そのような男性は競争率が高く、ある程度の期間婚活をして、思うような結果が出ない場合は自分の提示した条件を見直すようになります。その結果がこの調査結果に表れていると考えられます。
年収600万円以上の男性は希少価値があるため、婚活ではさらに有利になるでしょう。
今後の婚活市場はどうなるのか
上記の調査を行った組織は2015年の加盟結婚相談所の会員数は54,000人と公表しています。この会員が1年間で婚活に30万円から40万円使うと仮定するならば、この市場は2,000億円規模と推計することができます。高齢化社会に突入した現代社会では、婚活を積極的に行う20代から40代の人口が減少傾向にあります。利用人口が減少するということは、この市場は縮小傾向にあるということです。
しかし、婚活スタイルの多様化や少子化対策の一環として国や自治体の後押しもあるため、今しばらくはこのまま盛り上がりが続きそうです。
(画像はイメージです)
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