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橋爪功の息子で、俳優の橋爪遼が覚せい剤所持の容疑で逮捕された事件の余波がおさまらない。同容疑者が出演していた映画「たたら侍」製作委員会は、最短で6月9日をもって同映画の上映を中止することを発表した。

「たたら侍」は、2017年5月20日に公開されたばかりの日本映画。戦国時代の出雲を舞台に、製鉄技術「たたら吹き」の伝統を守る一人の青年・伍介が自身の生きる道を探し、成長していくという物語。

原作・監督・脚本を錦織良成、エグゼクティヴ・プロデューサーをEXILE HIROが務める。

主人公の伍介に劇団EXILEのメンバーで俳優の青柳翔、主人公の伍介の幼なじみ・新平にEXILEのパフォーマー・小林直己、また尼子軍の残党としてたたら村を守ってきた尼子真之介役にEXILEのパフォーマー・AKIRAを起用している。映画を彩る主題歌は、EXILE ATSUSHIの「天音（アマオト）」。

ほかにも、週替わりで、劇場来場者にプレゼントキャンペーンを行うなど、EXILEファンにはたまらない内容となっていた。

同映画は2016年9月に行われた「第40回モントリオール世界映画祭」で最優秀芸術賞を受賞。2017年5月にはハリウッドプレミアも行われ、全米での公開も予定されていた。

さらに、ロケ地となった島根県雲南市では、2017年7月より期間限定で「出雲たたら村」と称し、映画のオープンセットを見学できるテーマパークをオープンする予定だった。

それだけの話題作だっただけに、公開から3週間での上映中止は製作委員会としてもつらい判断だったに違いない。

一方、一連の騒動を受けて、橋爪功は6月7日、所属事務所を通じて謝罪のコメントを発表した。

息子の逮捕について、気持ちが追いついていないとしながらも、と、親としての苦しい胸の内を明かした。

また、自身については、今後も俳優業を継続していきたいという希望を述べた。

橋爪功は、現在公開中の山田洋次監督作品「家族はつらいよ2」で主演を務めているが、現実でも「家族はつらいよ」という事態になった。

（画像は「たたら侍」公式サイトより）

外部リンク

映画『たたら侍』上映につきまして
https://tatara-samurai.jp//