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2017-05-25 21:00

有名人

時代を超えて、歌が「糸」の代わりに/中島みゆき「糸」がJASRAC賞・金賞

中島みゆき
昨年は銅賞、今年は金賞
5月24日、JASRAC(日本音楽著作権協会)は、JASRAC賞を発表。金賞に、中島みゆきの「糸」が輝いた。

同賞は、前年度の著作権分配額が多かった作品を表彰するというもの。今回、国内作品の1位である「金賞」に、「糸」が選ばれた。なお、「糸」は2016年も「銅賞」に輝いている。

受賞に合わせて、中島は所属事務所であるヤマハミュージックコミュニケーションズを通じてコメントを発表。同曲がカラオケなどで親しまれていることに感謝を述べるとともに、
「昔から私は、1番とか金賞とかっていう、そういうことには縁のないタイプでして、しかも、今回の曲はというとまた、たいへん地味な曲ですので、なんだか不思議な気がしております。」(ヤマハミュージックコミュニケーションズ NEWSより引用)
と驚きのコメントを寄せた。

リリースは25年前 アルバム収録曲のひとつ
中島みゆきの「糸」は1992年にリリースされたアルバム「EAST ASIA」に収録されていた曲。

このアルバムにはフジテレビドラマの主題歌「浅い眠り」や、中島のライフワーク「夜会」のテーマソング「二隻の舟」が収録されているが、「糸」は、リリース当初は大きな話題とならなかった。

その後、1998年にTBS系ドラマ「聖者の行進」の主題歌となり、シングル「命の別名」の両A曲として再リリースされた。

しかし、人気が出たのは多くのアーティストがカバーをするようになった2000年以降。2004年にMr.Childrenの桜井和寿らが参加した「Bank Band」がカバーしたのをはじめ、福山雅治、つるの剛士、JUJU、クリス・ハート、May J.などが歌ってきた。

さらに昨年はトヨタホームのCMでEXILEのATSUSHIが同曲をカバーし話題になったほか、今年は同CMの新しいバージョンで、Aimerが同曲をカバーしている。

カラオケから人生の節目まで愛される名曲
また、歌詞の内容からウェディングソングとして定着。結婚披露宴などでも多く親しまれてきている。

25年の時を経て、多くの人に愛されるようになった「糸」。これからも時代を経て、普遍的に愛される楽曲となるだろう。

(画像は中島みゆきオフィシャルサイトより)


外部リンク

ヤマハミュージックコミュニケーションズ NEWS
http://www.yamahamusic.co.jp/

中島みゆきオフィシャルサイト
https://www.miyuki.jp/

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