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出会い系サイトと不誠実を結びつけると、大抵、考えられるのは利用者がプロフィールで体重や、年齢、離婚歴などを偽ることだろう。しかしながら、今回不誠実だったのは利用者ではなく、サイト自体だった。

大手出会い系サイトのOkCupid が、利用者を使って社会的実験を行っていたことを共同創設者らが悪びれずに認めたため、今攻撃の的になっている。

同サイトが実際行ったのは、プロフィールの文字や写真を隠すといった行為。さらに、利用者同士のマッチング成功率が実際、90パーセントあるにもかかわらず、約30パーセントで極めて低いと言い、彼らを欺くことすら行っていた。その間、いったい何人の利用者が不幸な思いをしただろうか。

このような行為は、利用者にもっとサイトを利用してもらい、メッセージを交換させ、デート相手をもっと探させるため。さらにサイトをより改善するためのものだという。

OkCupidは出会い系サイトであり、ショッピングサイトなどで用いられる「これを買った人はこんな商品もチェックしています」、といったユーザーの行動履歴をもとに広告や配信を行う操作とは別次元の問題である。

なぜならデートサイトという性質上、人の感情、出会い、セックスといった問題が絡んでくるからだ。

利用者が増えつづけている一方で、依然、ネガティブなイメージもつきまとう出会い系サイト。利用者ではなく、サイト自体が人の気持ちを実験台にしているなら利用者はいったい何を信じれば良いのだろうか。

外部リンク

oktrends
http://blog.okcupid.com/