婚活ニュース

トロント在住のスティーブ・カワリットさんがナフィス・ジューンさんと出会ったのは2007年。周囲には共通の友人を介して知り合ったと説明していたが、実際はFacebookがきっかけだった。

カワリットさんのタイムラインにジューンさんが現れた時、完全に見知らぬ者同士だったこの2人。カワリットさんがPoke（ポーク）を送ったことがきっかけで、2人はチャットをする仲になった。

数週間チャットのやりとりを繰り返し、ついに会う約束をした2人だったが、その交際は6年にも及ぶものとなった。

Pokeとは、英語で「人を指などでつっつく」「ちょっかいを出す」という意味だが、Facebook上では軽く声をかける、会釈するといった軽いノリで使用する機能。しかしながら、実際、知らない人からPokeを送られ気持ちが悪いと感じる人もいるため、賛否両論ある機能でもある。

先週、プロポーズすることを決意したカワリットさん。彼は、カリフォルニアのFacebook本社の見学ツアーにジューンさんを誘った。

見学ツアー中盤、2人がFacebook敷地内の広場、ハッカー・スクエアで写真を撮っていると、Facebookの従業員から後ろを振り向くよう指示されたという。その瞬間、ジューンさんの目に飛び込んできたのは、スクリーンに映った大きな文字。

「ナフィス、ぼくと結婚してくれる？」

突然のことにぼう然とするジューンさんだったが、すぐさまうれしさのあまり絶叫したという。広場の周りにいた人々からわき上がる拍手の中、片膝をついたカワリットさんが指輪を取り出しプロポーズした。

突然のプロポーズに感動するあまり、顔を両手で覆う彼女だったが、プロポーズにはうなずくことでイエスと答えたという。

晴れて婚約者になり、ハグする2人の前に現れたのはなんと、Facebook創設者のマーク・ザッカーバーグ氏。そして同社のNo.2、最高執行責任者のシェリル・サンドバーグ氏だった。

ザッカーバーグ氏はカワリットさんと固い握手を、サンドバーグ氏はジューンさんとハグを交わした。

Facebookのスタッフと何か月もプロポーズを計画していたというカワリットさんだったが、この有名人2人の登場は完全なサプライズ演出だったという。

Facebookがなかったら私たちの出会いは存在しなかったと話すジューンさん。

一方、ABCニュースによると、カワリットさんは、長い間連絡をとっていなかった友人とコンタクトをとるために探すために飛びついたSNSだったが、結局、生涯の恋人と出会うことになるなんて、おかしなものです答えたという。

外部リンク

ABC NEWS
http://abcnews.go.com