2015-07-05 11:00
その他
未婚シニア、結婚に願う男女の違いは「子供」と「お金」

シニア層の恋愛観に注目
今、50代~60代の男女を対象とした婚活イベントが増えているのだという。これまで未婚のまま人生を過ごしてきた彼らが、なぜシニア婚活に挑むのか。婚活支援サービスの株式会社パートナーエージェントは、50~69歳の未婚男女2000名に、恋愛・結婚に対する本音を探るアンケートを実施した。
求めるものは友情?
そもそも、シニア層の恋愛観はどんなものなのか。「結婚(入籍)相手が欲しい」と考えているのは、50代男性で19.5%、60代になると11.2%へと減少した。女性に関しては、50代で10.7%だった結婚への願望は、60代になると2.0%にまで減少。交際相手や事実婚の相手に対する願望も同様に、50代から60代になり減少する結果が出た。しかし「異性の友人が欲しい」と考える人は、男女ともに50代よりも60代の方が多くなった。性別の垣根を越え、友情を育める相手を探しているのがシニア層の特徴のようだ。
一方で、60代未婚男性の57.6%、女性に至っては80.4%が恋愛・結婚に対して「特に願望はない」とするなど、「草食系シニア」の存在も明確になった。
社会問題が浮き出る結果
では、恋愛に前向きなシニア層は、なぜ結婚に憧れるのか。男性は「人生をより充実させたい」「安心・信頼できるパートナーが欲しい」という希望の他、「子供が欲しい」という回答も多かった。しかし女性になると、年齢的な問題から実子を持つことは難しいためか、「子供が欲しい」と答える人は1.0%に過ぎなかった。他に男女の違いが顕著だったのは、経済的な問題。50代、60代共に男性はパートナーを求める理由に「経済的に不安」を挙げる人はほとんどいなかったのに対し、50代女性は半数を超える52.9%がこれを挙げた。
少子高齢化が叫ばれて久しい日本だが、恋愛への意識の低下や経済的な問題など結婚を阻む要因は世代を超えており、社会全体で取り組むべき問題であることが明白となった。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社パートナーエージェント プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000006313.html
パートナーエージェント 婚活総合研究所
http://www.p-a.jp/research/
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