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2014-02-25 09:00

海外

妻が稼ぐと結婚が安定?

女性の収入と結婚の安定
結婚へのヒントに
安定した結婚を送るには妻の収入が夫よりも多い方が良い、という興味深い調査結果を19日、インドの複数メディアが紹介している。

調査は、イギリスのレスター管理経営大学院のシレーン・カンジ博士とドイツ経済研究所のピア・ショーバー博士によって、イギリス人夫婦約4000組(第1子が8か月から7才の子までの夫婦)を対象に行われた。
(この画像はイメージです)
結果の概要
・安定した結婚が続くのは?・・・夫が妻よりも稼ぐ夫婦より、収入がほぼ同じ夫婦

・離婚の可能性は同じ・・・妻の方が所得が高くても、夫の方が高くても著しい違いはない

・子を持つ夫婦の離婚リスクは?・・・共働きの家庭と専業主婦の家庭ではそれほど違いはない。しかし子供が乳幼児の場合、妻の方が収入の多い家庭の方が80%以上の割合で離婚しない可能性が高い

日本は?
長い間、社会学的そして経済学的にも経済的に独立した女性の増加は家庭崩壊を招く危険性を高めると思い込まれてきた。しかし女性の所得が高いと離婚のリスクが高くなるという理論は、現代社会において根拠がないものであると2人の博士は結論づけている。

では日本はどのような傾向にあるのか。

共働き率が高い県=幸福度が高い?
上記の調査はイギリス人を対象にて行われたものだが、日本でも興味深い傾向を見ることができる。2012年の国勢調査によると、47都道府県別で共働き率が高いのは以下の通りである。

1位 福井県
2位 山形県
3位 石川県
4位 島根県
5位 長野県、富山県
以下、新潟、佐賀、鳥取県が続く。

この結果と非常に類似するのが、2011年に法政大学が発表した47都道府県別「幸せ度ランキング」だ。 
1位 福井県
2位 富山県
3位 石川県
4位 鳥取県
5位 佐賀県、熊本県
以下長野、島根、三重県が続く。

共働き率ランキングからは、妻の収入が夫より高いか否かまでは判断ができない。しかし、2つのデータの類似は非常に興味深いと考えざるを得ない。

結婚の条件として、相手の収入はそれほど優先順位が高くなくても良いとはいえないだろうか。それよりも家事や育児において、2人で協力し合う小さなことの積み重ねに価値を置いてくれる相手を選ぶことがより大切なのではないか。

互いに支え合っている、又は相手から大切に思われている、そう感じることこそが幸福度が増す要素になり、その結果安定した結婚につながるのかもしれない。


外部リンク

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