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ロンドンの一風変わった婚活イベント、無言見合い「Shhh Dating（シーッデート）」を紹介しよう。

見かけは普通のお見合いのようだが、参加者は2時間のイベント中、一言も言葉を発してはいけない。間に15分の休憩時間があるが、必要以外の話は禁じられている。どうしてもという場合、話すことは一応許可されるがあまりいい顔をされないという。

前半の1時間は、イベントを盛り上げるべくゲームが行われる。会場をただぶらぶらと歩き回るよう指示される参加者。目的はいろいろな人とアイコンタクトをとる事にある。

目が合った人同士ハグする、ハイタッチ、ダンスをする人。中には視線を合わせようとジャンプする人もいるそう。

その後も似たようなゲームが続くが、話すチャンスがないため思わせぶりな態度や、格好つけたりするチャンスもないのだという。

最後のゲームは、全員で立ったまま大きな輪を作り、前の人の肩をマッサージし、そこで最初の1時間が終了となる。

後半、女性は各々の席に座り、男性はその席を順番にまわる。目の前の男性と一対一の持ち時間は90秒。

このイベントに参加したThe Telegraphの女性記者によると、普通の婚活イベントなら90秒なんてあっという間だが、話を出来ない状況ではそれが何週間にも思えるという。

このとき参加者には、前もって紙とペンが手渡されており、気になる人の番号に印をつけることが出来る。

The Telegraphは、11日、「シーッデート」はますます参加者が増えており、これまでに9組のカップルが誕生したと報じている。

同サイトによると、主催者のアダム・タフラー氏は、近年、視線を合わせる人が減少している事を知り、本来、人と人を結ぶはずのアイコンタクト能力を取り戻させるべく、1年前からこのイベントを開催しているという。

自分を口べただと思う人や、言葉とは別のレベルでのつながりを信じる人にとってはぴったりなイベントだろう。このイベントで、「目は口ほどにものを言う」ことが証明されるだろうか。

外部リンク

Shhh Dating
http://www.shhhdating.com/home/4582492133

The Telegraph
http://www.telegraph.co.uk