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地下鉄サリン事件で特別手配されていた元オウム真理教の菊地直子と平田信。昨年大晦日に警察に出頭した平田に続き、菊地も17年間の逃亡の末についに警察に捕らえられた。両者とも指名手配犯でありながら、ともに暮らし支えてくれたパートナーがいた。そのパートナーも容疑者をかくまったことで、犯罪者となったのだ。

Photo by viralbus

菊地直子は３日、相模原市内で発見され身柄を確保された。同居してた男性も、同日夜に警察に出頭した。

男性と菊地は６年前に横浜の職場で知り合い、その後一緒に暮らしていた。ある日、男性は菊地にプロポーズしたが、「私には結婚できない理由があります」と断られた。理由を問い詰めると、「実は（オウム真理教の）菊地直子です」と打ち明けられたという。男性はショックを受けたに違いない。それでも菊地と「普通の」生活を続けていた。

平田信にも同様に、17年間に及ぶ逃避行を一緒に続けてきた女性がいた。外で働いていた菊地と異なり、平田はアパート内に身を潜め、女性が生計を立てていた。

初公判で、女性は結婚への淡い望みを抱いたこともあったと告白。婚姻届の用紙をもらってきたが、正体がばれるのを恐れ、結局捨てたという。子供が欲しいという願いも封印した。今でも平田被告を愛しているかと問われると、「夫婦、家族と思っています。出所したら再び一緒に暮らしたい」と一途な思いを打ち明けた。

外部リンク

「菊地直子の件です」と出頭＝同居の高橋容疑者、「結婚断られた」 ― 時事ドットコム
斎藤被告、平田被告と同居２カ月後に肉体関係 ― スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/03/07/kiji/K20120307002776250.html