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2012-09-06 00:00

その他

宗教団体・統一教会が主宰した【合同結婚式】とは?

合同結婚式
創始者 文鮮明氏が死去
世界基督教統一神霊協会(統一教会)の創始者・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が3日死去した。92歳だった。

統一教会は1954年韓国で創設され、世界中に協会が点在するほど影響力を持つ宗教団体。日本でもその名はよく知られている。文鮮明氏は、宗教活動家、起業家としての顔を持つほか、「数千組の合同結婚式の主宰者」(英紙ガーディアン)とも報道されている。

日本からも芸能人が参加したことで、一時期話題になった合同結婚式とは、いったい何なのか。
教会が相手を決めるマッチング方式
統一教会のホームページによると、合同結婚式は、「国際合同祝福結婚式」と称し、
全世界から集まった青年男女が、宗教・宗派、思想、民族や国境の壁を越え、神様を中心とした家庭を築くために神様を中心とした結婚式を執り行うもの
という。1960年に始まり、数年に一度行われている。これまで、世界各地で多くの“祝福家庭”が誕生している。

Wikipediaによると、まず、未婚の男女が主宰者の文鮮明氏に写真を送り、「マッチング」をしてもらう。その後本部から「相対者」(婚約者のこと)となった相手の写真が送られて来る。つまり、教会側に相手を決めてもらうのだ。

文鮮明氏は、「自分の思いのままに結婚すれば行く先は地獄であり、自分の思いのままにでなくて結婚すれば行く先は天国なのです」と語っていた。

幸せな家庭は築けるのか
ただし、うまくいっている家庭は多くはない。

『カルトの子 心を盗まれた家族』(米本和広・著)によると、1997年に行なわれた合同結婚式の参加者は、現在、80%以上の家庭が壊れていると証言している。夫婦仲がこじれているだけでなく、子どもが健全に育っていないと家庭もあるという。


外部リンク

文鮮明氏死去:合同結婚式主宰、実業家の顔も - 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir
世界基督教統一神霊協会(統一教会)公式ホームページ
http://www.ucjp.org/
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