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2009-11-11 19:00

その他

婚活のバイブルになるのか?~ 『嫁入りメシ』

書店で何のことか解からずにそのインパクトから思わず手に取った人もいるのではないでしょうか。その本が『嫁入りメシ』です。

料理本の中には彼氏にごはんをつくる為の『彼ごはん』シリーズや、『弁当男子』など男性の為の料理本等が人気を呼んでいますが、 “嫁入り”という古風な言葉をあえて使っている『嫁入りメシ』はその古風故に新鮮に感じる人も多い筈です。

内容はまさに料理の「基本のキ」という感じで、白ごはんのおいしい炊き方、味噌汁のだしのとり方、魚の照り焼きや茶わん蒸しといった「家でつくる、ふつうのごはん」が取り上げられています。これはやはり、今世間で婚活ブームであることを反映しての企画なのだろうかと思ってしまいますが、この本は婚活とは全く無関係の本ということです。

また、表紙にも登場しているカップルは、著者の広沢京子さんとその旦那さまご本人なのだそうです。実際に夕食の買い物にも一緒に行くなど、普段から非常に仲睦まじいご夫婦なのだそうで、この『嫁入りメシ』という古風な題名の本は本当に結婚というものは一度はしてみたいと結婚への憧れを刺激する本なのは間違いありません。

「嫁にいく(もらう)」とか「お嫁さんになる」という言葉は最近使われなくなっているような気がしますが、共働き夫婦も増える中、「料理=女性の仕事」と考える人はごく少数派になった現在だからこそ『嫁入りメシ』という本の題名はインパクトがあります。そして、共働き夫婦も増える中でもやっぱり家でつくったものを一緒に食べる、というのは夫婦として一緒に暮らしていくうえで基本の基本ではないでしょうか。婚活中の人に限らずに我が家の料理をもう一度見直してみるのにこの『嫁入りメシ』は最適な本ではないでしょうか。
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