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2014-09-07 14:00

海外

【中国】17万円も?!ウイグル族の国際結婚に現金を支給!

ウイグル
漢民族と結婚すれば助成金が
先週、新疆(しんきょう)ウイグル自治区では結婚に関する新たな政策が導入された。

その政策とは、中国で少数派にあたるウイグル族と国民の大多数を占める漢民族の結婚を奨励するもの。この政策の目的は拡大しつつあるウイグル族の騒乱を鎮圧させ、民族の同化を促すことにある。

結婚すれば約17万、その後5年間同額が支給、さらに・・・
ウイグル族が漢民族と国際結婚をした場合、約1万元(約17万円)が支給され、その後5年間にわたり、同金額が毎年支給される。この額は、夫婦が小さな事業を始め、子供をもうけて家庭の安定を図るために意図されたものだという。

それ以外にも、これまでの公式発表では、教育や医療に関する助成金などの優遇措置がなされるほか、子供が大学に入学すれば5000元(約8.5万円)が支給される。

国際結婚が同化政策のカギ?
中国共産党では国際結婚こそが、チャルチャン県でのウイグル族と漢民族の民族闘争を抑えるカギになると考えている。

この奨励金政策を導入した、新疆(しんきょう)ウイグル自治区の南部チャルチャン県は民族間で争いが絶えず続いている。ウイグル族はトルコ系の言語を話し、大部分がイスラム教徒。人口の割合は10万人に対し72%がウイグル族、26%が漢民族である。

このような状況下で政治を主導するのが漢民族であるため、その不満からウイグル族による暴動や争乱が絶えない。

政府は2つの異なる考えを持った民同氏の結合は、同化政策を大きく進ませる、重要な政策の1つだと考えている。

奨励金が問題解決に結びつくか
異なる2つの種族同士が結婚することに自体に問題はないだろうが、税金がこのように使われることに、別の火種が生まれかねないのでは?


外部リンク

South China Morning Post
http://www.scmp.com/news/
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