婚活ニュース

フランスでは、既婚者のオンラインデートは、今や離婚理由に値するという判決が下された。エクサン地方の家庭裁判所でなされた、この驚くべき判決、地元はもとより、英米メディアもこのニュースについて取り上げている。

（画像はイメージです）

事の発端は、ナターシャさん（45才）が、夫以外の男性とインターネット上で恋愛ゲームを楽しんでいたのを、夫に見つかったこと。

当時気が滅入（めい）っていたというナターシャさん。彼女は、Netlog （ベルギー発祥のSNS）で知り合った複数の男性とチャットを介した疑似恋愛をしていた。しかし、そのうちの一人として実際は会ったことがなかったという。それゆえ、肉体的な関係もないのだ。

フランスメディア、The Localによると、ナターシャさんと、夫ブルーノさん（43才）は1990年に結婚し、3人の子供をもうけたが、2008年に別居した。しかしその後も結婚生活は続けていたという。

家庭裁判所裁判官は、気分が落ち込んでいたというナターシャさんの言い分は、SNS上でデートをする理由にはならないとし、先月、ブルーノさんに、ナターシャさんとの離婚を承認した。

判決に関し、ブルーノさんの代理人は、次のように話している。
長い間、結婚生活を送っていれば夫婦関係が上手（うま）くいかないことも多々ある。正真正銘の浮気と罪のない色気を含んだチャットのやりとり・・・こんなに簡単に線引きしてよいものだろうか。

外部リンク

The Local
http://www.thelocal.frs